やわらか素材のスマホ用VRゴーグル『Merge VR Goggles』が7月30日からTSUKUMOで販売開始

●耐衝撃性に優れたスマホ用VRゴーグル

 2016年7月29日、リンクスインターナショナルはプレス向けの説明会を開催し、VRゴーグルを取り扱うMerge Labs社との国内総代理店契約を締結したと発表した。

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 この日お披露目されたMerge Labs社のスマホ用VRゴーグル『Merge VR Goggles』は、PCショップ・TSUKUMOで2016年7月30日から販売される。価格は1万2800円[税別]。

 発表会ではMerge Labs社の上級副社長であるロバート・E・ハントレー氏が『Merge VR Goggles』の特徴をアピールした。本製品はスマホをディスプレーとしてセットするゴーグルだ。外部からの光を遮断できるので、コンテンツへの没入感を高めてくれる。

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▲ロバート・E・ハントレー氏はドワンゴ創業メンバーのひとりとのこと。
▲一般的に販売されているスマホなら大抵セット可能。柔らかい素材なので、落としても少しくらいの衝撃は吸収してくれる。スマホが壊れる危険が軽減。
 本体の素材にはウレタンを採用しており、400グラム以下という軽量さを実現。空気孔のおかげでスマホが発する熱がこもりにくく、素材の特性上、汚れもつきにくい。体を動かすコンテンツと相性がいいのはもちろんのこと、本体がやわらかいのでソファーやベッドに寝転んだ状態でも使いやすそうだ。

 『Merge VR Goggles』の視野角は90度で、目の位置に合わせてレンズの左右幅を調整可能。他社のVRゴーグルのなかには120度に対応しているものもあるが、あまり広いと酔いやすくなってしまうため、90度に設定したそうだ。

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▲ベルトで頭にしっかり固定。やわらかいのでメガネをかけた状態でも装着しやすい。
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▲上部のツマミでレンズの位置を調整。ちなみに、このツマミはボタンになっていて、押すとスマホの画面をタップできる。
 また、スマホの背面カメラを利用したAR(拡張現実)機能にも対応しており、ARを利用したコンテンツを最大限に楽しめるとのこと。コンテンツしだいではあるが、上部のツマミ(ハントレー氏は“バーチャルコントローラー”と呼称していた)はゲーム用途での活躍が期待できる。今後、“視ること”に加えて“遊ぶこと”を主軸に据えたスマホ用VRコンテンツが増えてくれば、『Merge VR Goggles』活用の場が広がるに違いない。

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スマホのVRゲームが増えてくるときのために、僕としてはVRの迫力を伝える練習をしておきたい。
▲真上から見ると顔みたいでかわいい。あと、紫色ってのがいいね。
リンクスインターナショナル公式サイト 『Merge VR Goggles』製品ページ