さっそく触ってみよう

ダウンロードしてインストールして起動するまではとくに説明する必要もないだろうから,公式サイトに行ってささっと進めておいてほしい。ArcheAge RMT

RPGツクールMV  とりあえずなにか作ってみよう。
 ファイルメニューから新規プロジェクト作成を選ぶと,最初に聞かれるのが,

「名前」と「ゲームタイトル」

だ。
 「なんの名前だよ?」という感じだが,ここではそれぞれプロジェクト名とゲームのタイトルを入れる。プロジェクト名を入れると,自動的にゲームタイトルが書き換えられるのがちょっとナンだが,通常はプロジェクト名とゲームタイトルは変えておいたほうが分かりやすいと思う。

少々長いタイトルでもちゃんと詰めて表示してくれるので問題ない(長すぎるとつぶれて読めなくなるので注意)
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実行ボタン
 これらを入力してOKボタンを押すとエディタが起動して,緑の芝生上にキャラクターらしきものが立っているのが分かる。とりあえずこのまま実行してみよう。上段にあるメニューの右端に実行ボタンが付いているので,それを押す。
 とくに面白いことが起きるわけではないが,選んだ覚えもない起動画面に先ほど入力したゲームタイトルが表示されるので,ニューゲームを選択しよう。すると,エディタで見かけた緑のフィールドが表示される。とりあえず,キーボードやマウスクリックなどでキャラクターを動かせるのを確認できるはずだ。

 いったんゲームを閉じて,中身を作っていこう。マップの作り込みは,やり始めるとキリがないので,ここでは適当に要点だけ押さえていくことにする。
 まず,マップに街を作ろう。エディタのチップパターンを眺めていると街っぽいパターンも見つかるはずだ。パターン一覧の下のタブでBかCに切り替えて適当に探し,とりあえず,それを配置する。

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 街の中も必要になるだろう。ツールの左下にあるツリービューのところ(まだほとんどツリーにはなっていないが)でMAP001にマウスカーソルを合わせて右クリックメニューを開く。ここで「新規..」を選択すると,そのメニューを開いた階層の下にマップが作られる。名前やマップの大きさなども指定できるが,そのままOKを押してマップを作成してみる。
 すると,いかにも「なにも作成されていません」といった風体の画面が開かれる。とりあえず,パターンを適当に選んでぐりぐりとマウスを動かし,マップを埋めてみよう。上のメニューバーには塗りつぶし機能もあるので活用したい。とにかく,いじっていればなんとなく地形エディタの挙動も分かるだろう。縁取りや継ぎ目などは結構が細かい処理がされていることも分かる。
 ここではマップを作り込むことが趣旨ではないので,適当に埋めたら,建物的なものがほしかったので適当に塔っぽいものを置いてみることにした。

適当に塗っただけなのでまったく街の中っぽくないが,街の中のマップを作り,建物を置いた
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 さらに室内のマップを作っていく。このマップの階層のところからメニューを開いて新規マップを追加する。適当に床っぽいパターン(ないな……。設定でタイルセットを切り替え)で四角を埋めるだけにしておこう。

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 これで,

MAP001 フィールド
MAP002 街?
MAP003 部屋

の3つのマップができた。

 このまま動作確認してもいいのだが,まだマップ間を移動する処理を加えていないので,街が追加された草原にしかならない。移動処理を加えよう。
 ツクールのエディタは,地形パターンをエディットするモードとイベントをエディットするモードの2種類の動作モードがある。上のメニューからオレンジ色のコケシのようなアイコンを選択するとイベントモードに切り替えができる。
 切り替えた状態でMAP001に追加した街のパターン上をダブルクリックしてみよう。ここでは4パターンサイズの街を置いてしまっているが,まあここはサンプルなので左隅だけで勘弁してほしい。

イベントモードに切り替え,街の左下端でダブルクリック
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 これでイベントエディタが起動され,出現条件だとか画像や実行内容だとかいったものを指定できるようになる。このあたりからヘルプだけではまったく手に負えなくなってくるのだが,考えても分からない種類のものなので,とりあえず先に進めたい。

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 出現条件などは無視して,実行内容の最上段をダブルクリックしてみよう。イベントコマンドの一覧が表示されるので,だいたいどんなことができるのかは分かってくる。今回やりたいのはタブの2ページめの先頭にある「場所移動」だ。

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 場所の直接指定でマップのところをクリックすると,マップ一覧とマップが表示される。MAP002を選んで移動したい地点を指定して,OKで終了する。実行内容を指定したら,トリガーの部分を「決定ボタン」から「プレイヤーから接触」に変更しておく。