イスラエル総選挙 右派与党が第1党に

中東情勢に大きな影響を与えるイスラエルの総選挙は、開票がほぼ終了し、ネタニヤフ首相が率いる右派政党が中道左派の統一会派の議席を上回って第1党となり、政権維持に向けて連立交渉を主導する見通しになりました。
17日に投票が行われたイスラエルの総選挙は開票作業がほぼ終わり、地元メディアは、ネタニヤフ首相が率いる右派政党「リクード」が30議席中道左派の統一会派「シオニスト・ユニオン」が24議席を獲得する見通しになったと伝えています。
複数のメディアの出口調査では、ネタニヤフ首相が率いる右派政党「リクード」と中道左派の統一会派「シオニスト・ユニオン」の獲得議席がきっ抗していましたが、実際の開票結果は、「リクード」が「シオニスト・ユニオン」の議席を上回る見通しになりました。
リクードは、過半数には届かないものの、改選前に比べて議席を大きく増やし、政権維持に向けて連立交渉を主導する見通しになりました。
ネタニヤフ首相は18日、勝利宣言するとともに、「われわれは強く、安定した政権を作らなければならない」と述べて、右派の政党を中心とした連立政権への意欲を示しており、今後、ほかの党と本格的な交渉を始めることになります。